おしら祭文といらたか念珠
- 言霊占い師りつか
- 4月3日
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更新日:1 日前
夜の静寂、祖母の面影、そして受け継いだもの
こんばんは、☯︎言霊占い師りつか☯︎です。
春夜の静寂の中、亡き祖母から受け継いだイタコの道具を手入れしています。
祖母は青森でイタコを生業としていました。幼い頃から祖母の傍らで、おしら祭文を唱え、人々の悩みや願いに耳を傾ける姿を見て育ちました。
母によれば物心つく前から事ある毎に「恐山行く!」と駄々を捏ねて祖父母や両親を困らせたとか…(笑)
祖母が大切にしていたイラタカ念珠は、長年の祈りと共に、深い色合いと温もりを増しています。念珠を手に取り、一つ一つの珠を丁寧に磨いていると、祖母の温かい手の感触が蘇ってくるようです。
おしら祭文は、オシラ様への感謝と祈りを捧げる神聖な言葉。祖母はいつも、祭文を唱える時には、厳かで優しい表情をしていました。私も祖母から祭文を教わり、その奥深さに触れる度に、心が洗われるような気持ちになります。
私は、祖母のような正式なイタコではありませんし、これと言った霊能力を持ち合わせている訳でもありません。しかし、祖母から受け継いだコトバの力、そして人々の心に寄り添うことの大切さは、私の占い師としての活動の礎となっています。
祖母から受け継いだイタコの道具、そしておしら祭文は、私の心の支えであり道徳書です。これからも、祖母の教えを胸に、人々の幸せを願い、コトバを紡いでいきたいと思います。
祖母の言葉
「コトバには力があるんだよ。人の心を温かくすることも、時には励ますこともできる。逆を返せば“たったひと言で”心をズタズタに引き裂く事もある。コトバを大切に、人の気持ちに寄り添える人になりなさい。」
祖母の教えを胸に、これからも私はコトバを紡ぎたいと思います。
☯︎言霊占い師りつか☯︎