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ソロモン王伝説とゴエティア72柱の悪魔につて考える〜オリジナルオラクルカード制作の過程②

  • 執筆者の写真: 言霊占い師りつか
    言霊占い師りつか
  • 8 分前
  • 読了時間: 5分

こんにちは、☯︎言霊占い師りつか☯︎です。オリジナルオラクルカードシジルオラクルカード完成に向けてコツコツデザインを考案しておりました。

暫く悩んだのが四大天使のシンボルイメージとソロモン王の魔術書、指輪のデザインです。ようやくカタチになってきました〜!


前回のシジルオラクルカードについての記事はこちらからご覧になれます☯︎


四大天使〜ArcAngelについて

  • ミカエル: 南と火を司るとされ、「神に似た者」という意味を持ちます。力と勇気の天使として知られ、悪や闇と戦う役割を持つとされています。

    ☯︎言霊占い師りつか☯︎オリジナルデザインオラクルカード
  • ガブリエル: 西と水を司るとされ、「神の人」という意味を持ちます。神の言葉を人々に伝える役割を担い、受胎告知の天使としても有名です。

    ☯︎言霊占い師りつか☯︎オリジナルオラクルカードシジルオラクルカード
  • ラファエル: 東と風を司るとされ、「神は癒される」という意味を持ちます。癒しと旅の守護天使として知られ、人々の心身を癒す力を持つとされています。

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  • ウリエル: 北と土を司るとされ、「神の光」という意味を持ちます。知恵と知識を司る天使とされ、人々に啓示を与え、導く役割を持つとされています。

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これらの四大天使は、それぞれが異なる元素や方角と結びつけられ、特有の役割と力を持つと考えられています。キリスト教、ユダヤ教、イスラム教などの宗教において重要な存在として語り継がれています。


ソロモン王の指輪と魔術書とは

ソロモン王の指輪 (Seal of Solomon / Ring of Solomon)

ソロモン王の指輪は、中世の神秘主義的な伝承に登場する、ソロモン王に帰せられた伝説的な指輪です。ユダヤ神秘主義(カバラ)、イスラム神秘主義、そして西洋のオカルトにおいて、並行して発展しました。

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伝承

  • 起源: 『ソロモンの遺訓』(偽典)によれば、神ヤハウェの命を受けた大天使ミカエルからソロモン王に授けられたとされます。

  • 材質: 真鍮と鉄でできており、それぞれ善と悪の霊に対する命令を封じるために使われたと伝えられています。

  • 力: この指輪はソロモン王に超自然的な力、特に悪霊(シェディムやジン)を使役する能力や、動物と会話する能力を与えたとされています。また、ソロモン王の知恵の象徴として、中世の魔術やルネサンス期のオカルト、錬金術において、お守りや護符、あるいは象徴や図案として用いられました。

  • 形状: 指環の具体的な形状は文献によって様々ですが、六芒星(ダビデの星)や五芒星などの幾何学的な図案が刻まれていることが多いです。

伝説の発展

中世の中東の著述家たちは、ソロモン王の指輪の伝説をさらに発展させました。神が直接天からソロモン王に与えたとされ、ある物語では、アスモデウスまたはサフルという悪魔が一時的に指輪を奪い、ソロモン王に成り代わって40日間支配したという話も存在します。


ソロモン王の魔術書 (Grimoires of King Solomon)

ソロモン王の名を冠する魔術書は数多く存在しますが、その中でも特に有名なのは以下のものです。これらの書物は、ソロモン王が天使や悪霊を使役して神殿を建設したという伝説に基づいて、後世に編纂されたと考えられています。

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  • 概要: 最も有名で重要なソロモン王の魔術書の一つです。おそらく14〜15世紀のイタリア・ルネサンス期に成立したと考えられています。

  • 内容: 魔術的な儀式を行うための道具の作成方法、清めの儀式、悪霊や精霊の召喚方法などが詳細に記述されています。特に、魔術的な図版や護符(ペンタクル)が豊富に収録されているのが特徴です。

  • 構成: 通常、2つの書で構成されており、様々な魔術的な実験を行うための図版や手順が説明されています。

  • 特徴: 後世の多くのグリモワールに影響を与えました。

  • 概要: 17世紀に編纂されたと考えられるグリモワールです。より古い資料に基づいて構成されています。

  • 内容: 悪霊召喚術が中心で、「ゴエティア (Ars Goetia)」、「テウルギア・ゴエティア (Ars Theurgia-Goetia)」、「パウロの術 (Ars Paulina)」、「アルマデルの術 (Ars Almadel)」、「ノトリアの術 (Ars Notoria)」の5つの書から構成されています。

  • ゴエティア: 72の悪霊とその召喚方法、特性、封印などが詳しく解説されており、最もよく知られています。『レメゲトン』とも呼ばれます。

  • 概要: ソロモン王に帰せられる偽典の一つで、1〜5世紀頃にギリシャ語で書かれたと考えられています。

  • 内容: ソロモン王がどのようにして魔法の指輪を作り、それを使って悪霊を束縛し、神殿建設に利用したかが一人称で語られています。様々な悪霊との対話や、彼らの策略、そしてソロモン王が知恵によって悪霊を打ち破る様子が描かれています。

  • 特徴: 指環の起源や力が語られている点で、ソロモン王の指輪の伝承を理解する上で重要な文献です。


これらのソロモン王の指輪と魔術書は、後世の魔術やオカルト思想に大きな影響を与え、様々な物語や芸術作品にも登場しています。現代においても、神秘主義や魔術に関心のある人々にとって重要な文献として研究されています。


☯︎シジルオラクルカードとは何か

世の中には数多くのオラクルカードが存在します。神託としての神々しいメッセージ性の強いものはたくさんありますが、これからの時代大切なのはいち早く危険を察知し回避する方法を知ることだと私は考えています。

それに必要なものはキラキラした耳心地の良いメッセージではなく、ものことの【本質的な悪】を知ることだと思っています。

ゴエティア72柱の悪魔が指し示す問題の根源的な【悪とは何か】をこのオラクルカードで知ることが出来れば、占いをより実生活に取り込みやすくなるのではないでしょうか。

そして今回デザインした四大天使ソロモン王の指輪禁断の魔術書はこの【根源的な悪を制し使役する事でバランスを保つ】ことを目的としています。


キラキラしたパワー信仰から脱却し、足元を固める

何かと不穏なことが囁かれている2025年ですが、私たちひとりひとりが意識を改めてより良き未来を切り拓くためには敢えて根源的な悪と真っ向から向き合うことが必要不可欠と私は考えます。

このシジルオラクルカードがお役に立つ事を願ってやみません。


もしもこのオラクルカードの制作に興味がある、手元に欲しいと思って下さる方が居られましたら、下記ボタンから制作のご協力を何卒宜しく御願い致します☯︎




☯︎言霊占い師りつか☯︎





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